« 横道世之介 | メイン | 女子高生チヨ(64) »

2009年11月14日

●新リア王 下

4103784059新リア王 下
新潮社 2005-10-26

by G-Tools

上巻を読み終えてから、長々と手つかずでおいていた下巻…(爆)
高村薫の新作かつこれに続く『太陽を曳く馬』(しかも合田が出てる!)が出版されたのを機に読むことにしました。
いや、面白くなかったわけじゃないんですよ。むしろ面白い。なんせこれだけ時間が空いてるにも関わらず、読了済みの部分をしっかり覚えてましたから。(最近は読んだばかりのものでも時には覚えてないことがあるくらいなのに:爆)
でも独特の語り口調、面白いけどじっくり読ませる展開、しかも話が重い、などが重なって手に取るのに時間がかかってしまいました。

榮の語る80年代の政治情勢、そして政治の実相と理想についてもとても面白かったのですが、圧巻は最後に一族への愛憎が噴き出すくだりです。
すごい。ものすごい業です。まさに現代のリア王。
これを背負った彰之とその息子の物語となる『太陽~』がどうなるのか楽しみ。

小さいことですが、榮が晴子について語るところはサラッとしてましたが、なんとも記憶に残りました。

にしても、設定から言えば不思議はないのかもしれないけど、家族の会話なのに超インテリ(笑)

トラックバックURL

このエントリーのトラックバックURL:

コメントする